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女性の仕事としての「看護師」

今働いている会社の状況に恵まれず将来的にも改善されることもない状態にあっても、次の仕事が見つからないからと我慢をして働いている方はいっぱいいます。私も仕事をしながら同じ事を何度も考えました。

そんな時、最初から『専門職』を選んでいれば、今とは違ったかもと思いました。

「看護師」は女性の仕事・職業としては立派に独り立ちできる仕事であり、生涯自分が希望すれば続けられる職業です。今はそういう生涯できる職業が必要です。

普通のOLのように誰にもでき、他の人と簡単に交代させられる職業とは違います。今のような時代会社の業績が悪いからもっと効率的に仕事ができる人が欲しいなどの理由で、いくらでも優秀な人材を探すことが可能です。そしてそういう人が見つかれば、簡単にその人と交代をさせられてしまいます。

私も総合商社を皮切りにいろんな会社でいろんな仕事をしてきました。どこで働いても結局は、どんなに頑張っても『女性は女性なんだ』と思いしらされることが多かったです。

その中にはその人しかできない女性の仕事というのもあったはずですが、結局は年齢などにより次の人と交代をさせられ、退職を余儀なくされるケースは往々にしてたくさんありました。

それにくらべ「看護師」という仕事は、国家試験を取得すればどこでも働くことができます。そして他の人の役に立てる仕事です。どの職業を選んでも嫌なこと、汚いこと、理不尽なこと、精神的にも体力的にもきついことはあります。そういうことをあげつらえばいっぱいあります。

それでも「人として」「女性として」「仕事」として、その人・その女性がいるからその場所がまわっていっているんだというようなことは、本当に稀にみることです。

看護師の職場にも同じことがいえるかもしれませんが、仕事の種類が最初から既に違っています。職業に就いている普通の女性は人の命を預かりませんし、人生を左右するような場所に立ち会う事はありません。

私はずっと考えてきました。女性が生涯をかけて就ける女性の仕事ってなんだろうと。やはり女性が一人で生きていける職業は、看護師をはじめ医師・弁護士・教師などの高い専門性と資格が必要な仕事なのではないでしょうか。

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